おうっ!
今日は、二日ぶりにお前らに役に立つ話をしていくぞ!
お前ら、オークションしたことあるか?
有名どころで、ヤフオクだな。
今ではメルカリとか色んなサービスがあるが、おいらの頃はヤフオク全盛期だった。
そんで、ヤフオクで最初にやっていたのが、自宅にある不用品を売って金にしていた。
そうすると、今度は売るものが尽きてくるわけだ。
そうすると、フリマなんかに出かけて行って、数十円で本とか、数百円で学生カバンとかを買ってきて、それをヤフオクに出品すると思いのほか高値で売れる。
雑誌の切抜きなんかも売れていた。
いい時代だったな、その頃は、おいらもまだ寿司屋の仕事も忙しくて「辞めたいなぁ〜」なんて思ってた時期だったもんだから、どっぷりとヤフオクにはまっていた時期でもある。
まぁ、結局は辞めなかった訳だが。
実は、寿司屋の仕事をやめないでいたおかげで、すげー社長に会うことができた。
前振りは長くなったが、その社長のことについて少し書く。
もともと、その社長ってのが海外好きだったらしく若い頃にオーストラリア(だったと思う)に住んでいたとか、良く遊びに行っていたとかだ。
そんで、その頃その社長はアパレルの会社を運営していたのだが、バブルが弾けて景気も悪くなり、多額の借金を背負っていたらしい。
そこで、若い頃に行っていたオーストラリアの採掘場で、綺麗な石がある事を思い出したらしく、それを日本に輸入して販売。
大当たりで今では全国チェーンの大社長だ。
直接おいらは話したこともないが、接客しているスタッフとは仲良くなっていたのでその話を聞いた。
つまり、捨てるもの、二束三文のものを金にした訳だ。
ほぼ原価0円だ。
捨てる石を、日本に持ってきて売ってるわけだからな。
手作りアクセサリーの材料として売られてたり、パワーストーンとして売られたりしている。
商売ってこういうことなんだろうなと思うわけだ。
おいら達の寿司屋の仕事でいうと、魚の切れ端でもう一品、きちんとした料理を作るというようなもんだ。
捨てないで使う。
「価値のないものを育てる」っていうことだな。
そういえば、昨年2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した、京都大学の教授の本庶佑(ほんじょたすく)さんも言っていたな。
「多くの人が石ころだと思って見向きもしなかったものを拾って、数十年かけて磨き上げたてダイアモンドにするのが研究の喜びだ」って。
ニュアンス的には同じだ。
つまり、人が必要としてないものに価値を見出して、それを価値あるものにするという事。
「すんばらすぃ〜!」と思わないか?
その教授が開発した、抗がん剤で多くの人が助かるわけだ。
つまり、おいら達寿司職人だけの話ではなくてだな、お前らの仕事で、価値のないように見えているものでも、実はダイアモンドの原石かもしれんといいう事だ。
「磨けば光る」
ただ、人にしろ物にしろ、光らせるためにはそれなりに時間がかかるという事も覚えておけ。
お前の周りにいる若い奴に原石はいないか?
お前の扱っている商品やサービスに原石はないか?
もう一度、見直してみたらどうだ??
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