寿司職人になってよかった事

海外で働く!寿司職人になって良かったことの一つ

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今日は、おいらが寿司職人になって良かったことを書いていこうと思う。

普段はどちらかというと、寿司屋になんかなるもんじゃないと否定的なわけだが、今日は寿司職人になってよかったと思うことを書いていく。

人間の気持ちなんて、コロコロ変わるので、後に「寿司職人は最高の職業だ〜」なんて言い出しても突っ込むのは無しにしてくれよ。

ということで、おいらが寿司職人になって本当によかったと思うことはいくつかある。

その中でも、人生のどん底から這い上がるキッカケになったことが海外で働くことができたことだ。

海外で働くことと、人生のどん底とはリンクしてないように思うだろうが、おいらにとっては大いに関係があった。

実は27歳の頃が人生で大きな転換期の一つだった。

少し重い話になるが、おいらも赤裸々に書いていくので目ん玉剥き出しにして読んでくれ。

このブログを読んでいるやつらの年齢層はわからないが、西暦が2001年になった元旦、つまりミレニアムと呼ばれ世間が、やれ21世紀じゃ、めでたいじゃ、カウントダウンじゃやってる時に、おいらは嫁に離婚宣告された。

まぁ、今思えば致し方のないこともあったと思う。

当時おいらは24歳で独立して 居酒屋っぽいお店をやり始め、家には帰らない日も多く、さらには実母の借金を肩代わりして払ってやったりしていた。

そう考えると、嫁としては自分の家の金が減っていくことに不安も覚えただろうと思う。

まぁ、そんな感じで世間が最高潮に盛り上がりを見せている時に俺は世の中で1人どん底にいるというような気分を味わった。

最上階からのダイブで地上に激突だけで終わらず、頭で地面を掘り下げながら地下深くの地獄に到達してしまった。

離婚までの経緯は割愛するが、調停離婚をした。

そこからは、仕事も辞め貯金を食いつぶしながら半年くらい、誰もいない広い3LDKのマンションに一人で住んでいた。

その結果、うつ病になった。

いや、正確にはうつ病と診断されたわけではないが、病院に行けば絶対にうつ病と診断されていたと思う。

日常生活にかなり支障をきたしていた。

日頃できることができなくなるというようなことを、うつ病の患者の特徴として言われるがまさにそんな感じになってしまった。

毎日1回だけコンビニに弁当を買いに行くついでに求人誌を買う。

「仕事をしなきゃ・・・」

そんな気持ちはあるが、常に体はだるく、人に会いたくない。

毎日、毎日、内容の変わらない求人誌を買うことで、仕事をしようとしている自分に納得させている。

そんなことを続けていると当たり前のように、貯金もそこをつく。

本当に焦り、やばいと思う。

この時、おいらの板前の師匠に相談する。

もう、田舎に帰ってこいと言われた。

おいらもそう思った。

一人でいると死にたくなることも本当にあった。

喋るのもきつい。

一人だと本当にやばいなと思い、田舎に帰った。

そうすると、少しだけ、ほんの少しだけ心に余裕ができた気がした。

そこで、今まで仕事づくめでやりたいことやできなかったことをしてみようと思った。

それが、海外渡航だった。

そもそも、おいらは性格が両極端で、白か黒しか答えを持ち合わせてない節がある。

どうせ行くなら、海外に住もう!海外で仕事しよう!と思った。

目標ができると、また心に元気が出てきた。

そしてネットを使って下調べをして、海外は寿司ブームで寿司職人は仕事に困らないという情報を手に入れた。

そして、人生初の海外に一人で仕事探しに行くことに決めた。

そして、選んだ国がアメリカ、場所はロサンゼルスだった。

特に理由はなかったが、おいらはビビリだったので、ニューヨークは東京のイメージで冷たい人が沢山いると思い込んでた。

アメリカで2番目に大きい都市はロサンゼルスで、日本で言うならば大阪のイメージだった。

大阪なら、お節介なおばちゃんなんかがいてどうにかなると思ってた。

そんな理由でロサンゼルスを選んだ。

そして渡航した。

ロサンゼルスがスタートで数カ所の都市を回りながらトータルで3年くらいいたと思う。

結果的に、単身で仕事を探し、雑草のように生き抜いてきた3年間のアメリカ生活で、相当にメンタルが強くなった。

今は、少々のことでは物怖じしなくなったと思う。

なので、おいらはアメリカという国に感謝している。

そして、寿司職人であったことで、学がないボンクラでも海外で働けたことに感謝している。

俺は強くなった。

寿司職人でよかったと思った最高の瞬間が今日の話だ。しかし、おいらが渡米を決めたと同時に、ニューヨーク同時多発テロがあったのは言わないでおこう・・

今度は、アメリカでの生活のことも書いてみるな!

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板長

板長

この道約30年の寿司職人。 お客さんと星の数ほどの出会いから面白いネタや寿司屋の裏話なんか書いていこうと思ってんぞ!たまーに役に立つレシピなんかも書くんで見逃すなよ(^ ^)

寿司を握れるようになりたいならこれ見とけ!

意外と寿司を握りたいというやつは多い。

寿司は握るだけなら簡単だ。

寿司は握れるようになるまでの仕込みや下仕事の方が100倍難しい。

ちゃちゃっと握りだけ覚えたいやつは黙って買え!

寿司・刺身上達法

この商材は、おいらの友人の小川洋利さんが作った商材だ。 お前らも多分、テレビで見たことあると思うぞ。 海外で間違った寿司を作ってるやつらのところでマスクマンとして行って正しい寿司の作り方を教える。 そんな番組見たことないか!? 【ぶっこみジャ〇ニーズ】っていう番組だ。 ほぼ、おいらと同じ経験をしていて、おいらが作ろうと思っていた商材を先に作った人だ。 寿司を覚えたいのであれば黙って買え!レベルの商材だ。

小川さんは、書籍も出版しているぞ!

若かりし頃の修業時代や、海外での仕事などの事も書いている。

お前らの知らない世界がたくさんあって、非常に面白い読み物になっていると思うわけだ。

もちろん、おいらも購入した。

寿司を握れるようになりたいと思っているお前らのために、おいらが小川さんの事を少し話してやろと思う。

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