おうっ!
寿司屋はおもしれーな。
改めてそう感じるわ。
毎日、毎日、いろんな客が来る。
そんで、いろんな話が聞ける。
金払ってでも聞きたいような話もあるしな。
ある常連の客のサラリーマンの会社の話をしていこうと思う。
そいつの会社には、部下が上司を評価する制度があるらしい。
なんでも「勤務評定」っていうらしんだが、部下が上司の顔色を伺いながら仕事するのを無くそうという取り組みらしい。
もしもだ、おいらの事を若い奴らが評価したらどうなるんだろうと思う。
考えただけでもゾッとする(笑笑)
評価が良すぎるからだ・・(ハハハハハ)
下の奴らが上の者を評価するってなると、それは中々難しいんじゃねーのっておいらは思うんだが、実際は結構良いように効果があるみたいだ。
例えば、おいら達のような寿司職人で例えればだな。
こだわりがあるのが職人気質だ。
これって、変えない曲げないっていう思考だよな。
つまり、内部思考ということになる。
だが、内部思考だけしか持たないおいらたち職人を若い奴らの感性で評価すると、外部からの視線でおいらたちを冷静に見ることができる。
それが、お客様思考だ。
なかなか、内部思考から自分の力で抜け出すのが難しいわけだが、こういう上司を評価するという制度があれば自分の欠点に気がつきやすいというメリットがある。
おいら達もお客思考にならなきゃいけないわけだ。
こういうことを、下の者から評価されると「ありゃりゃ」ってなるわけだ。
あとは、口だけで指導して、自分が率先して先頭に立っているのかっていうこともある。
常に新しいメニューを考えたりしてるのか?
今までのものを変えない現状維持主義なのか?
自分で判断して物事を決めているのか?
周りに流されてないか?
好き嫌いで評価してないか?
下の者の話に耳を傾けているのか?
言い出せば、評価されるであろう項目は恐ろしいほどある。
この、恐ろしさが上司たちの行動をより良いものにするってことなんだうな。
おいらたちの世界は、基本的には徒弟制度だ。
上が黒といえば下の者は白でも黒になる。
こんな排他的な社会で生きてきたおいら達には厳しい評価制度になると思う。
まぁ、うちのお客の会社の話なんでそれほど関係ないわけだが、やっぱ、時代がそういう時代なんだろうな。
東京の有名な料亭で働いていた奴とアメリカで仕事をしていた時に一緒に働いていたことがある。
そいつがその料亭に入った時には新卒で7人入ってきたそうだ。
しかし一年後にはそいつ1人だけになっていたそうだ。
それくらい料亭での修行は厳しかったということなんだろう。
何気なくテレビ見てたらその有名料亭が出ていた。
和食系の料理人なら誰もが知っている超有名な料亭だ。
そこでは、今は若手のために書庫みたいなのを設けていて、料理のレシピなどを自由に見れるようにしている。
休みの日や休憩時間などにその書庫でレシピを書き写す。
「見て盗め」
の時代ではなくなってるなと思った。
道具も、フードプロセッサーなんか使うイメージもないのだが、時間短縮になるからと使わせている。
親方の口調もとっても優しい。
それくらいゆる〜くしないと、今の時代は人も集まらんということだろう。
働き手市場だからな。
修行時代に殴られたから殴るじゃダメってことだ。
時代に取り残されないようにしなきゃな。
話がズレたな。
まぁ、最後になるが、評価って難しいよな。
測る物差しの長さがちがうからな人によって・・・
う〜ん、人を評価するって難しいと改めて思うな。
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