おうっ!
おいらはガキの頃から笑点を見ていた。
その中でも歌丸師匠が好きだった。
そんな歌丸師匠の言葉の中に、「目の前の1人を満足させることができないと千人のお客を満足させることはできない」っていう言葉がある。
これは、歌丸師匠の弟子に修行の心得として言った言葉だ。
落語の修行ってのも徒弟制度で、おいら達職人の世界とほぼ同じだ。
なので、弟子は師匠の身の回りの世話をする。
着物の着付けや、お茶出しなど。
だけど、ただお茶を出せば良いというわけじゃない。
師匠の好みのものであったり、そのときの状況で出すタイミングが求められる。
濃いお茶が良い時もあれば、薄いお茶が良い時もある。
これに的確に対応しないとならない。
それができるようになって評価をしてもらえるわけだ。
つまり、お茶出し一つに気を使って師匠を満足させることができないと、多くのお客を満足させることなんてのは不可能っていう事を学ぶ。
おいら達も賄いを作るのは基本的に若い連中だ。
そいつらが作って、おいら達が食べてそいつらの味を評価する。
お茶だしも、賄い作りも一人前になるための修行だということだ。
一旦、無意味に見えることでも、伝統的に受け継がれていることには意味があることが往々にしてある。
お茶だしが修行になるのか?
賄いつくりが修行になるのか?
疑問を持つ奴もいると思うが、お客を満足させるための本質を学ぶためにあるものだと理解すれば良い。
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タダ読みは無しだぞ!(笑)
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